金融相場というのがこの過熱化している交換会を指しているのである。交換会の仕組みを紹介したいが、その前に、現在の刀の価値はどうして決められるのかということについて説明をしておかねばならない。刀は古刀、新刀、新々刀と一応の時代的な区切りがある。明治の廃刀令からさかのぼり、幕末の安永年間までにつくられたものを新々刀、安永以前から慶長時代までのものを新刀、それ以前のものを古刀という。

そしてこの三つの時代にそれぞれ、優れた刀をつくった刀工を最上作、上々作、上作などとランクをつけている。すべて合わせて千人以上の刀工がいわば上場されている。このランクは、その時代の権力者によって決められた場合もあり、本阿弥家という代々刀剣の鑑定を行って位置づけられられた場合もある。江戸時代の番付によると、おおむね関西の刀工が格上げになっており、平和な時代にあっては刀は実用というより装飾性が強くなり、関西刀工の派手な作り方が人気を得たためであろう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です